(OS自作本編第1回)KOZOS/H8を書籍用に整理した

2010/01/08

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えー,ブログでも書いているけれど, 組込みOS自作本を執筆中です.

で,書籍用にKOZOS/H8のソースコードを整理しなおしたので,参考までに 公開してみます.これからKOZOS/H8のソースを読むというのならば, こっちのほうがいいかもしれません.

書籍用ということで,かなりばっさりと機能限定して,あと無駄を省いて シンプル・コンパクトにしています.

また,全体的に見直して,きれいに整理しなおしました.かなりごっそりと 書き換えています.単語の意味とかも整理・統一化しています.

あと,従来はシリアルの送信割込みを見ていなかったのですが(文字列送信時は, 1文字ずつ文字出力がはけるのをポーリングで監視していた), きちんと割込みを見て1文字ずつ送信するように書き換えました. これでよーやくまともに割込み処理をやっているということができるでしょう.

現状で,リンカスクリプトやアセンブラやMakefileもすべてぜんぶ含めて, ブートローダーが945行,アプリケーション含めたOS全体が1828行です. うーん,いい感じにまとまった.

ただ以下のような部分があり,削ろうと思えばまだまだ削れそうです. たぶん本気で削れば,ブートローダーは800行程度,OSはアプリ含めて1500行を 切るくらいにはできるでしょう.

全体的に見直して整理しなおしたことで,組込みOSのエッセンスというか, 要点がぎっちりといい感じでつまって濃縮されたコードになっています. 実際,内容の密度は濃いと思います. (そのかわりエラー処理とかチェックとか移植性とか抽象化と階層化とかは, あまり本題でないということで,かなり省かれていますが)

うーん,自分で言うのもなんだけど,これ,結構いいかも.自分がOS勉強 し始めたころにこーいうのがあったらホント良かったのにとしみじみ思う.


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