(H8移植編その2第7回)ROM化と実機でwebサーバを動作させた

2010/10/22

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OSC新潟で実機webサーバ動作のデモをやりたい.TCP/IPがまだたまに不調な場合が あるので,いざとなったら装置リセットしてやりなおすことになるが, 従来のようにシリアル経由でのファームダウンロードだと面倒なので, ついでにROM化をしておきたいところだ.

ということで,急いで実装した.以下,修正したソース.

ほんとは詳しく説明したいところだが,OSC新潟の準備があるので説明はちょっと 後日にまわして,概要と使いかただけ説明.

従来はシリアル経由でOSのファームウェアをダウンロードしていたのだけど, これはあくまで開発中の話であって,もしも製品とかにするとしたら, フラッシュROM上にOSのモジュールを置いておいてそこから展開するとか, ブートローダー無しでOSが直接起動するとか,いずれにしてもダウンロード無しで 電源ONで起動しなければならない.

で,OSのモジュールをフラッシュROMに書き込んで電源ONで起動するようにすることを 一般に「ROM化」と言う.これはだいたいみんなこう言うので,一般に通じる言葉 だと思う.

今回はROM化と,あとネットワーク関連で不備があって実機でうまく動作しなかった のを修正した.まあ細かい修正はソースコードを見てほしい.詳しい内容は後日 説明する.

ROM化についてなのだけど,ブートローダーのディレクトリでmakeするとOSのほうも 自動的にmakeして,作成されたOSのモジュールをリンクしてブートローダーを 作成するように機能追加した.

実際にブートローダーを作成してマイコンボード実機に書き込んで電源ONすると, 従来通りプロンプトが出力される.ここで「loadfirm」を実行すると, フラッシュROM上にあるOSのモジュールをロードする(「load」で従来のXMODEM経由での ダウンロードもできる).あとは従来どおり,「run」でOSが起動する.

OSが起動したら,IPアドレスは192.168.10.16になっているのでPCを192.168.10.1あたり に設定してブラウザでアクセスすれば,KOZOSの説明のホームページが出てくる.


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