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FreeBSD-4.5 のばあい
「FreeBSD が起動するブータブル CD-ROM の作成(FreeBSD-4.3)」
は,FreeBSD-4.3 を対象にしていますが,FreeBSD-4.5 でも同様に作成できます.
基本的な作成の流れについては,
「FreeBSD が起動するブータブル CD-ROM の作成(FreeBSD-4.3)」
「FreeBSD が起動するブータブル CD-ROM の作成(FreeBSD-4.4)」
を参照してください.基本的には FreeBSD-4.4 と同じようにやれば,FreeBSD-4.5 版の
ブータブル CD-ROM を作成できますので,ここでは FreeBSD-4.5 で作成する場合の
注意点だけ説明します.
- FreeBSD-4.4 と 4.5 で /etc/rc は多少変わっている(ほとんど違いはないが)
ので,rc.patch を参考にして,手動でパッチングしてください.
(基本的には rc の先頭付近で rc.cdrom を呼び出せばよい)
- rc.cdrom, mkrwfs.sh 等は同じものを利用できる.
ただし,以下の1点だけ違います.
- FreeBSD-4.4 と 4.5 では,boot.flp の中身がだいぶ違う.
- FreeBSD-4.4 の boot.flp は,以下のようになっている.
% cd /fd
% ls
boot kernel.gz
% ls boot
loader loader.rc
% cat boot/loader.rc
echo \007\007
autoboot 10
%
- FreeBSD-4.5 の boot.flp は,以下のようになっている.
% cd /fd
% ls
boot kernel.gz mfsroot.gz
% ls boot
loader loader.rc
% cat boot/loader.rc
load /kernel
load -t mfs_root /mfsroot
echo \007\007
autoboot 10
%
- mfsroot は,FreeBSD-4.4 の boot.flp では,kernel に組み込まれている
ようである.(おそらく md ドライバと /usr/src/release/write_mfs_in_kernel を
使用して,カーネルに静的に組み込まれているのだろう)
- FreeBSD-4.5 の boot.flp では,mfsroot は mfsroot.gz として独立している
ようである.
- FreeBSD-4.5 の boot.flp の場合には,以下の修正をすることでうまくいった.
- mfsroot.gz を削除.
- boot/loader.rc 中の load -t mfs_root /mfsroot という行を削除.
- あとは FreeBSD-4.3 のときと同じ作業をする.
(etc/fstab を作成し,カーネルを差し替える)
あとは FreeBSD-4.4 と同じようにやれば,FreeBSD-4.5 版のブータブル CD-ROM を
作成できます.
っつーかひょっとしたら,boot/loader.rc で,
load -t cdrom /
とかやってやれば,fstab を書かなくても済むのかもしれんなあ.よくわからんけど.
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