■ コラム(5章のp.127に挿入)「VAとLA,PAとLAについて」 ---------------------------------------------------------------- VAとLA,PAとLAについて アドレスの話でVA,LAという略語が出てきたときは,通常, VAは Virtual Address として仮想アドレスを, LAは Load Address としてロード先のアドレスを指します. つまりVAは論理アドレスであり,VA≠LAならば,LAはおそらく ロード先の物理アドレスです.また仮想メモリシステムの説明では, VA(Virtual Address)とPA(Phisical Address)という略語が多く使われる ようです. しかしアドレスの話で,PAとLAというように略語が出てきたときは, 意味あいが異なってきます.この場合にはPAは Phisical Address として 物理アドレスを,LAは Logical Address として論理アドレスを指します. またLAは Link Address として,リンクされる際のアドレス(=論理アドレス) を指すこともあります. このようにLAという略語は文脈によって変わってきますので,注意が必要です. 曖昧な場合にはLAという略語を使わずにVA,PAと表現するか,もしくは 「ロード先アドレス」「論理アドレス」などと言葉で表現したほうがいいでしょう. ----------------------------------------------------------------