その他の競技
バイナリかるたの札は,トランプの「2枚をペアにするゲーム」と相性が良いです.
例えば神経衰弱とかババ抜きとかです.
つまりバイナリかるたの札を応用すれば,
「バイナリ神経衰弱」や「バイナリババ抜き」が楽しめます.
例えば「JPEG」のようにファイル名が書かれたカードと,
そのバイナリダンプのカードをペアにして,神経衰弱とかババ抜きができるわけです.
トランプのゲームには,「数の順番が意味を持つもの」(例:7並べ,大貧民)と,
「数の一致が意味を持つもの」(例:神経衰弱,ババ抜き)があります.
後者は数字の順番には意味が無く,数字を単なる記号として扱っているものなわけ
ですが,バイナリかるたの札は,そうしたゲームに応用できます.
バイナリ神経衰弱
プロジェクタ不要でカードだけで実施可能な競技です.
■ 準備するもの
バイナリかるたのサンプル
にあるかるた札のサンプルを,以下のように印刷してカードにします.
- 競技用に,表面と裏面をそれぞれ別々に片面印刷したカード
(例えば「JPEG」のようにファイル名が書かれたカードと,
そのバイナリダンプのカード)
- 答え合わせ用に,表面と裏面を両面印刷したカード
片面印刷のカードは,すべて伏せた状態で机の上に散らばせます.
両面印刷のカードは答え合わせ用です.表面
(「JPEG」とか「ZIP」とか書かれている面)を上にして,
机の隅に並べておきます.
■ 競技方法その1(ダウト無し)
ダウト無しのシンプルなルールです.
シンプルですが,駆け引き的要素は少なくなります.
- 順番に,2枚ずつカードをひっくり返す.
- ひっくり返したカードが一致すると思った場合
(例えば「JPEG」と書かれたカードと,そのバイナリダンプだと思うカードだった
場合)
には,それらをキープできます.
(ただし,それは間違っている可能性もあります.
これは最後に答え合わせをします)
- これを順番に,カードが無くなるか,もうこれ以上はとるものが無いと
全員が判断するまで繰り返します.
(間違ったペアで取ってしまっている可能性もあるので,最後まで取りきれる
とは限りません)
- 最後に答え合わせをします.答え合わせは,答え合わせ用の両面印刷した
カードを裏返して,バイナリダンプが一致しているかどうかを判断します.
- 以下で得点を計算します.得点が高い人が勝ちです.
(得点)=(正解だったカードの枚数) − (不正解だったカードの枚数)
■ 競技方法その2(ダウト有り)
カードを間違って取っている場合に,他プレイヤーがダウトを宣言して強制的に
答え合わせをすることができます.駆け引き的要素が入ります.
- 順番に,2枚ずつカードをひっくり返す.
- ひっくり返したカードをキープしたい場合には,それらをキープできます.
- 例え一致していると思っていない場合でも,あえてキープしてもOKです.
ダウトされなければ,そのまま自分のものになるので.
- 他プレイヤーはそれを見て,もしもカードが一致していないと思った場合には
「ダウト」を宣言できます.
- 一致していた場合にペナルティを渡すことができない場合(取っているカードが
足りない場合)には,ダウトできません
- 複数人がダウトを宣言した場合には,2人までなら同時にダウトできます
- 3人以上がダウトした場合には,カードをめくる順番がそこから最も後の
2人が優先です
- ダウトを宣言された場合,その場で答え合わせを行います.
答え合わせは,答え合わせ用の両面印刷したカードを裏返して,
バイナリダンプが一致しているかどうかを判断します.
- 答え合わせの結果,一致していた場合(正解だった場合)には,そのカードは
ダウトされたプレイヤーのものになります.
さらにダウトしたプレイヤーは,ペナルティとして自分がすでに取ったカードを
2枚,ダウトされたプレイヤーに渡します.
(2人がダウトしていた場合には,1枚ずつ2枚を渡します)
- 一致してなかった場合(不正解だった場合)には,
その2枚のカードはダウトしたプレイヤーのものになります.
(2人がダウトしていた場合には,1枚ずつ分け合います)
- これを順番に,カードが無くなるか,もうこれ以上はとるものが無いと
全員が判断するまで繰り返します.
- 最後に持っているカードの数が多い人が勝ちです.
バイナリババ抜き
プロジェクタ不要でカードだけで実施可能な競技です.
■ 準備するもの
バイナリ神経衰弱と同様に,競技用と答え合わせ用のカードを2種類用意します.
■ 競技方法その1(ダウト無し)
普通のババ抜きと同様です.1枚だけカードを抜いておき,あとは順番に
隣のひとのカードを1枚取って,一致していれば捨てていきます.
カードを捨てるときに,答え合わせ用のカードで答え合わせします.
間違っていた場合にはカードを手持ち札に戻します.
■ 競技方法その2(ダウト有り)
他プレイヤーがカードを捨てた際に,ダウトを宣言することができます.
ダウトされない場合には,カードを(実際には一致していなくても)無条件で
捨てられます.
ダウトされた場合には,その場で答え合わせを行います.
一致していた場合にはそのままカードを捨てられます.
不一致だった場合にはカードを手持ち札に戻します.
(ルールをもう少し改良して,駆け引き要素を追加したい)
メールは kozos(アットマーク)kozos.jp まで