ngに対するパッチ (2016/03/01)

あなたは 人目のお客様です．

テキストエディタ「ng」に対するパッチです．

当然無保証．各自の責任で利用すること．

テキストエディタに長らくemacsを利用しているのですが， 最近のFreeBSDのportsのemacs24の挙動が今までとちょっと違っていて ちと使いづらく思っていました．

もともとemacsをemacsとしてでなく単なるテキストエディタとしてしか使って いないのですが，キーバインドにはすっかり馴染んでしまっています． で，どうしたもんかと思っていたら，操作感をemacsに似せてあるemacsライクな 軽量エディタがいくつかあることを知りました．

emacsライクなテキストエディタを使う上で， 自分としては以下のような条件がありました．

• 操作感がなるべくemacsに似ていること
• 日本語入力にcannaが利用できること(cannaのキーバインドにすっかり馴染んで しまっているのでこれは必須)
• 軽量であること
• あまりいろんなライブラリに依存せず，簡単に導入できること
• FreeBSDで利用できること

しかし何点か不満な点がありました．とくに行末の折り返しがemacsと違っている ところが不満でした．

で，修正パッチを作ったのでせっかくなので配布します．ご自由にご利用ください．

• ngについてはこちらを参照(Ng サポートページ)
• ngのソースコード(ng-1.5beta1.tar.gz)
• パッチ(ng-1.5beta1-patch-20160301.zip)
• .ngのサンプル(操作感をかなりemacsに似せることができます)
• (おまけ).jedrcのサンプル

パッチの内容

• 行末の折り返しをemacsに似せる
  • 漢字や制御コード(「^M」とか出るやつ)にも対応させてます．
  • ただし半角カナの考慮は不足しています．半角カナに関してはオリジナルのほうでも対処が不足しているようで利用すると落ちたりするようなのと，あまり使わないので，頑張って対応していません．半角カナを利用するようなときにはemacsを使うなどして，使い分けてください．
• Ctrl+F/Ctrl+Bにより行を越えて移動した際に，行番号が更新されない問題を修正
• ステータスバーの日本語コード表示(「EEE」とか出るやつ)の順番をemacsに合わせる
• FreeBSD-10.2でのclangでのコンパイル時のエラーに対処
• Makefileにuninstallターゲットを追加

パッチの当てかた

% tar xvzf ng-1.5beta1.tar.gz
% unzip ng-1.5beta1-patch-20160301.zip
% cd ng-1.5beta1
% patch < ../ng-1.5beta1-patch-20160301/basic.c.patch
% patch < ../ng-1.5beta1-patch-20160301/kanji.c.patch
% patch < ../ng-1.5beta1-patch-20160301/display.c.patch
% patch < ../ng-1.5beta1-patch-20160301/tty.c.patch
% patch < ../ng-1.5beta1-patch-20160301/Makefile.in.patch
% ./configure --enable-canna
% make
% su
# make install

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